盛岡ハヤシライスを召し上がってくれた学生の皆さまへ
本日も盛岡ハヤシライスを選んでくださり、本当にありがとうございます。
このお手紙では毎回、ハヤシライスの背景や、私たちの活動について少しだけお話しています。
今回は、嬉しいご報告があります。
今月仙台で開催された「ATERUI2026」というイベントに登壇し、地域企業の事業承継やM&A(企業合併・買収)についてお話ししました。
そしてありがたいことに、「弓賞(跡継ぎ部門1位)」という賞をいただきました。
今回お話ししたいテーマは、
「どうせ変わらない。」から「もっと面白い。」へ
です。
地方には、素晴らしい技術や人、会社、そして長い時間をかけて積み重ねてきた歴史があります。
一方で、後継者がいないという理由だけで、長年続いてきた会社がなくなってしまう課題もあります。
私はM&Aを単に「会社を買うための手段」ではなく、「地域を支えてきたものを次の世代につなぐ手段」にしたいと考えています。
もちろん、簡単なことばかりではありません。実際、私たちにとって初めてのM&Aでは、直後に従業員の方が退職したり、私自身が営業に出たり、見積書や請求書を作ったり。。
「M&Aって、こんなに大変なのか」と思うこともありました。
それでも、そこから会社の仕組みを一つずつ変え、グループの仲間として一緒に成長していく。そうした経験を重ねる中で、「少しずつでもやってみれば、変えられるかもしれない」と思えるようになりました。
そして、これはM&Aに限った話ではないと思っています。

実は、この「盛岡ハヤシライス」も同じです。
盛岡の老舗洋食店「洋食みずの」の味を、もう一度次の世代につなげたい。
そんな思いから、岩手大学の皆さんと一緒に復活させ、今では毎月、大学で販売し、収益については岩手大学に全額寄付させていただいています。
昔からあるものを、そのまま残すだけではなく、今の時代に合わせて、少し形を変えながら次につないでいく。私は、これも地域を未来につなぐ一つの方法だと思っています。
「地方だから、どうせ変わらない。」
そんな言葉を聞くことがあります。でも私は、
「地方だからこそ、もっと面白くできる。」
と思っています。
大きなことは、すぐには変えられません。
でも、一皿のハヤシライスからでも、何かを始めることはできます。
今日この一皿を食べてくださった皆さんと、そんな「もっと面白い未来」を少しずつつくっていけたら嬉しいです。
これからも、盛岡から「もっと面白い」をつくっていきます。
今日の一皿が、誰かの「やってみよう」のきっかけになりますように。
ミッドホールディングス株式会社
代表取締役 水野剛
